Kataoka Yakichi zenshū 片岡弥吉全集  /  chosha Kataoka Yakichi  著者片岡弥吉.

Title also in Latin: Historia ecclesiae Japoniae martyrum sanguine foecundatae
Tōkyō-to Bunkyō-ku 東京都文京区: ǂb Kabushiki Kaisha Tomo Shobō  株式会社智書房, 2010-2022.

Includes indexes.

Accompanied by Bessatsu.

1. 日本キリシタン殉教死 -- 2. ǂt 踏絵・かくれキリシタン -- 3. ǂt 浦上四番崩れ --  4. ǂt 長崎と熊本の殉教者 -- 別冊. ド・ロ神父 : 世界遺産出津の福祉像.
2. Nihon Kirishitan junkyōshi -- 2. Fumie, kakure Kirishitan -- 3. Uragami yonbankuzure -- 4. Nagasaki to Kumamoto no junkyōsha -- Bessatsu. Do Ro Shinpu : sekai isan Shitsu no fukushizō.

Local access dig.pdf. [Library has vols. 1-2 only; See indiviual titles]

Senpuku Kirishitan : Edo jidai no kinkyō seisaku to minshū  潜伏キリシタン :  江戶時代の禁教政策と民衆 / Ōhashi Yukihiro  大橋幸泰.

Includes bibliographical references (pages 246-249) and index.

Local access dig.pdf. [Ohashi-Senpuku Kirishitan.pdf]

幕藩体制下の禁教政策により、厳しく弾圧されてきたキリスト教徒=キリシタンは、江戸幕府が倒れ、明治新政府下では信仰の自由が認められ、解放された――。一般にこのように思われている「日本社会の近代化」は、歴史の真実といえるだろうか。そもそも、「キリシタン」とは何なのか。従来のような「ひとつの村が、近世初期から明治まで、ひたすら信仰を守り続けた隠れキリシタン」といった平板な理解に再考を促す。
例えば、非キリシタンであったにもかかわらず、領主の苛政への反発から一揆を起こした民衆を「切支丹」として弾圧した事例や、一方で、藩内のキリシタンの存在を隠すために、問題行動を起こさないキリシタン百姓を藩が黙認していた事例、また、キリスト教とはかけ離れた民間信仰でありながら「切支丹」とされた事例などを取り上げる。これらの事例を見ていくと、西欧語の訳語である「宗教」の名で人々の信仰が管理・統制されるようになった近代が、近世よりも解放されているとはいいきれないという。
「キリシタン」をめぐる宗教政策の変化と実態を丹念に探り、近世における宗教観、歴史と宗教のかかわりに新しい視野を提供する。